Q1:胸痛を起こす病気
A1:急性心筋梗塞、狭心症、急性心膜炎、解離性大動脈瘤、自然気胸、肺塞栓症、肺梗塞、肺炎、胸膜炎、不整脈、過換気症候群、心臓神経症、食道炎、食道痙攣、消化性潰瘍、帯状疱疹、肋骨骨折、肋軟骨炎、肋間神経痛などです。
Q2:胸痛の種類
A2:胸痛はそれぞれの病気により特徴が異なります。急性心筋梗塞では30分以上続く左前胸部または胸骨中央部の激しい絞扼感、圧迫感を伴う激痛で、顎、左肩、左腕に放散することが多いです。狭心症も心筋梗塞と同じような発作性の左前胸部痛、または胸骨中央部の絞扼感、圧迫感を伴う激痛ですが、胸痛を起こしている時間は2~3分と短く、亜硝酸剤(ニトログリセリン錠)が著効するので急性心筋梗塞とは違います。解離性大動脈瘤では、激烈な胸痛、背部痛、心窩部痛が急激に発生し長時間持続、解離の進展に伴い疼痛部位が移動するのが特徴です。自然気胸では、呼吸困難を伴う突然の一側性の胸痛です。
Q3:胸痛の際の検査
A3:胸部X線検査と心電図検査(心筋梗塞の時は一過性のST上昇・下降、T波平低化や陰性化)が重要です。血液検査、バイタルサインのチェック(血圧、脈拍、呼吸、意識、体温)、ショック症状の有無、心不全の有無、血圧異常の有無、脈拍異常の有無、胸部所見、腹部所見なども調べます
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