耳鳴り

Q1:耳鳴りとはどのような状態ですか?
A1:耳または頭の中で音が聞こえるような症状を「耳鳴り」と呼んでいます。耳鳴りでは鼓膜などに異常がないのに、決まった音色の音が片耳(時に両耳)で鳴ります。耳鳴りと同時に難聴や眩暈、そして頭痛や吐き気を伴う事があります。人口の10~20%の人が耳鳴りを感じているといわれています。
Q2:耳鳴りとはどのような病気で起こりますか?
A2:内耳性難聴、突発性難聴、メニエール病などで起こります。原因としては内耳の損傷、炎症、腫張、水腫などにより起こる他、聴神経腫瘍、脳腫瘍、脳動脈硬化、動脈瘤、頚椎の異常(頚椎の歪み、ムチウチ、頚椎の圧迫)、心身症などでも起こります。
Q3:耳鳴りの治療はどのように行いますか?
A3:医療用遠赤外線療法では耳の周囲の血行を促進する事で耳鳴りを改善させます。ステロイドホルモンの治療で改善することもあります。耳鳴りが気にならないよう補聴器に似た機械で、ザーといった4種類の音で訓練するKRT(耳鳴り順応療法)がわが国でも近年導入されており、耳鳴りの苦痛が軽減されるようです。耳の穴に薬を入れて弱い電流を流すイオン浸透法もあります。

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