Q1:心雑音とそれから推定される疾患
A1:大きさ(Levineの分類)、最強点、時相(I音II音との関係)、性質、放散について調べます。心雑音は、収縮雑音、拡張期雑音、駆出性雑音、逆流性雑音などに分類されます。収縮中期駆出性雑音は大動脈弁狭窄症、肺動脈弁狭窄症、貧血、妊娠時、甲状腺機能亢進症、心房中隔欠損症、心内膜床欠損などで聴取されます。全収縮期逆流性雑音は僧帽弁閉鎖不全症、三尖弁閉鎖不全症、心室中隔欠損症で聴取されます。拡張期逆流性雑音は大動脈弁閉鎖不全症、肺動脈弁閉鎖不全症で聴取されます。連続性雑音は動脈管開存症、大動脈肺動脈中隔欠損、Valsalva洞破裂などの動静脈短絡で聴取されます。小児では心房中隔欠損、動脈管開存などで雑音が聞こえます。
Q2:心雑音の診断
A2:医師が心雑音を聴診で確認します。心音図をとると、どのような種類の雑音か確定診断ができます。
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