動悸

私が診断されたものです。
右心房の弁膜症でした。

Q1:動悸はどのような病気
A1:心臓の鼓動の不快な自覚を動悸(心悸亢進)と呼んでおります。患者さん自身は、脈がとぶ、胸が押さえられる、胸の中がけられる、心臓がどきんとする、心臓が一瞬止まるなどと訴えます。動悸には、心臓に原因のあるものと、心臓に原因のないものがあります。心臓に原因のあるものには、1)弁膜症 2)心不全 3)頻脈性不整脈(脈の速い場合として、発作性上室性頻拍、心房細動、心房粗動、心室頻拍、心室細動など) 4)除脈性不整脈(脈の遅い場合で、洞房ブロック、房室ブロック、洞徐脈など) 5)脈が普通の場合は心室性期外収縮、心房細動などがあります。心臓に原因がなく動悸がみられる場合は、1)貧血 2)高熱時 3)過労状態 4)甲状腺機能亢進症 5)呼吸器疾患 6)低血糖 7)薬物による副作用などです。

Q2:動悸の原因
A2:動悸の原因を知るうえでは、右手首を上に向け、左手の人差し指・中指・薬指の3本で、右手首の親指側の動脈に軽く触れ、1分間に何回脈が打っているか調べましょう。脈が速いか(頻脈)? 脈が遅いか(徐脈)? 脈に乱れがあるか(不整脈)? なども調べます。突然発作的に起きて脈拍数が150回を超えるようなら、発作性頻拍症の可能性があります。脈拍数が40回以下になると、徐脈と呼び、心臓内での電気信号の伝達経路がブロックされ、意識を失うことがあります。脈の乱れを伴うものを不整脈と呼びます。患者さんは脈がとぶ感じ、一瞬心臓が止まる感じを自覚します。

Q3:動悸の診断
A3:通常の心電図、ホルター心電図、負荷心電図検査、胸部X線検査、心臓超音波検査、内分泌学的検査、その他の血液検査などを行います。

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